今回は、【 補聴器を購入するタイミング 】について。
お客様とのやり取りの中で、よく出てくる事例を2つ。
1、『 もう少し聞こえにくくなってから、考えます。』
これまでも触れてきましたとおり、補聴器は、決して昔の聞こえに戻すものではありません。あくまで、補うためのものです。言葉の聞き取り(判別する能力)が低下してからでは、どんなにお値段の高い、ハイグレードな性能をもった補聴器を購入されても効果はいま一つです。
(極端に申し上げますが、本当です。)
なるべく、言葉の聞き取りが良い間にスタートされることを、お勧めします。(=慣れるのも早い!)
2、『もう少し待てば、補聴器の単価も下がってくるだろう?』
確かに、補聴器の業界も、徐々に、ではありますが、販売価格が下がってきております。
なので、あと2年もすれば・・・なんて、考えられる方も多いのではないでしょうか?
それでは、一つ、質問です。
2年後も、同じ聞こえを維持できていますか?
誰にも予想はできませんが、維持するのも、なかなか難しいです。※自然現象には逆らえない。
良いものが安くなる、これに越したことはありません。ただ、どんなに安くなっても、補聴器を装用する皆様自身の聞こえが低下してからでは、効果も出にくいのです。
特に、言葉の聞き取りは、必要な音量で、必要な情報が耳に入ってこないと、段々聞き間違いが増えてきます。
補聴器をつけると、効果の出る状態(聞き取り能力が良い場合)であるならば、できるだけ早めのスタートをお勧めいたします。
2年後の新機種、登場待つよりも、今の聞こえにあった補聴器を選びましょう!
【 関わる人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに 】
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