【ストーリーで学ぶ補聴器 奈良市発】補聴器購入は耳型採取から

こんばんは。

GW後半がスタートしましたね!

※当店も、カレンダー通り、6日までお休み頂戴しております。
(ブログ&ユーチューブ動画アップは、無休です!)

奈良のゴールデンウィークといえば、
このイベント抜きには語れません。

【 天平祭 】 ※開催場所 平城宮跡にて(※HPより転載)



遷都以来、1300年の歴史を持つ、奈良。

天平文化といった華やかな一面と共に、天災や飢饉もあった時代。
先人の苦労があっての今。

この心を受け継ぎ、後世にも引き継いでいこう、との趣旨から
毎年、5月3日?5日まで開催されています。

今年も、次男と参加する予定でしたが、

あいにく、次男が昨晩から風邪モードで、不参加となりました。(残念)

行けない代わりに、今日は自宅でのんびり、

「 奈良検定 」のお勉強してました。

※正式名:奈良まほろばソムリエ検定。

楽しい時間、過ごせましたよ?

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ストーリーで学ぶ補聴器 <補聴器購入は耳型採取から>

※登場する人物・団体は架空のもであり、フィクションです。

補聴器アドバイザー健の店で、補聴器の貸し出しを受けて、
早、2週間が経過。

この間に、随分、補聴器に慣れる事ができた木村さん。
(今では、なくてはならない必需品となりつつあります。)

2週間ぶりに、再び、健の店に入る木村夫妻。

「 木村さん、ようこそいらっしゃいませ。」 健が笑顔で迎える。

「 どうでしたか?2週間って、あっという間でしょう?」

「 ホント、早いね。そのカウンターで、イチゴ味のアメちゃん
  貰ったのがつい、こないだの様だよ。 」

「 あなた、またそんな要らないことを・・・」 と奥様。

「 使われてみて、いかがでしたか?」

「 まだ、思う所までは到達できていないけれど、
  毎日着けていると、不思議と、馴染んでくるものだね。」

「 今では、無くてはならないものになってますわ」と、奥様も相槌。

「 もうこれで決めますわ。こないだ薦めてもらった、
  両耳で30万円の耳穴式補聴器で。 」

「 ありがとうございます。でも、まだ何か気になっておられる
  こと、他にありませんか? 」

通常の販売店であれば、お客様が購入の意思を示したと途端、
クロージングと呼ばれる、売りの流れに入るものですが、

このアドバイザー健、

これまで数々の事例を見てきており、ご本人が納得するまで、
販売しないスタイルを貫いている。

というのも、

結局の所、補聴器を使用するご本人が、納得して購入
しないことには、後々、お互いに苦労することが目に
見えているから・・・との考えがあるからだ。

補聴器は、あくまでも聴こえを補うものであり、
(=昔のような耳に、完全に戻すものではなく、)

あくまでも<日常的な会話を中心>として、
考え出されている製品。

また、

器械だけでなく、使用するご本人にも、聞く時間を
増やしてもらう=トレーニングを継続してもらうことが
必要な製品でもある。

この辺り、慎重に対応する必要があるのだが、

売り が先行してしまうと、後々、満足度を満たすことが
難しくなるのが一般的。

様々な音の中から、必要なものを見つけ出せるように
する為には、やはり時間的慣れも必要である。

「 実は健さんには内緒にしてたけれど、
  この補聴器以外にも何個か別のもの、試したんだよ。」

「 結果的に、あなたが言うとおりの状況だった。
  この貸し出し補聴器も、あくまでテスト段階。
  テスト段階だけれども、他のものより良かったから。」

「 そうだったんですね、木村さん。正直に打ち明けて
  いただきありがとうござます。 これから一緒に
  できる限り、希望の音作り、して参りましょう。 」

「 そう言ってくれると、安心できるよ。 」

「 それでは、お耳の型、取らせていただきます。」

「 歯形はあるけれど、耳型はさすがに初めてだ。」

「 歯形の時と同じような粘土のようなもの(シリコンの材質)で
  採取します。」

「 アレルギーとか、ないですか?」

「 ないよ、全然 」

「 ありがとうございます。では、この耳型、
  全部で2個取らせていただきます。」

「 なんで、2個も? 」

「 たとえば、取った時に、型にくぼみが、あったとします。」

「 このくぼみ、取り方に原因があるのか。元々耳の異物なのか
  2回取ることで、事実を掴むことができるからです。」

「 加えて、我々は、実際に耳の中を覗いてますが、
  補聴器の製作者は、この型だけが全ての情報なのです。」

「 そういうわけで、2個取るんだね。両耳で4個ね。」

「 15分から20分、お時間下さい 」

「 わかた。その前に・・・トイレに・・・」

「 あなたったら・・・」奥様も苦笑。

次回へ続く・・・

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< 編集後記 >

連休後半初日、思わぬ展開で自宅にいることになりましたが、
良いこともありました。

作家・村上龍さんが司会を務める人気番組、

「カンブリア宮殿」。

久しく、撮りだめしてみてなかったのですが、

本日、2倍速で、合計5本分(合計、約2時間弱にて)
を観終えました。

革新的な経営者の話を聞いて、モチベーション上がりまくりです。

やはり、偉業を成し遂げる方の発想は、人並みでないな、と
改めて痛感しました。

私自身も、人並みな事をするために、独立した訳ではないので、
再度、そのあたり、再認識できたのが何よりの収穫でした!

< お客様のお声より >

先日、小冊子をご請求いただいた他府県のお客様
からメール頂戴いたしました。


『 ●●●にある補聴器店に行って来ましたが、
 予算を伝えていな
かったので、両耳で80万もする
 最新機種を勧められました。
販売店さんの方針や
 担当者のノルマみたいなものがあるのかも
しれませんが、
 一方的に高額な商品を提案されたので、
びっくりしました。 』

まさしく、本ブログで登場するストーリーに出てくるお話に
近いものが、現実にも、まだまだありますね。

我々販売店は、

お客様が抱えるお悩みを、限られた条件の中で、
いかに、解決する方法をお伝えするか?

これが、職務であると個人的に考えます。

(お互いのため、あらかじめ、お店の方からの
予算の確認は必須ではないかな?と考えます。)

このあたり、今一度考える機会を頂戴しましたので、
ブログに転載させていただきました。

※Aさん、ご丁寧なメールありがとうございました!

< 本日の動画 >

補聴器の効果を主観的にしかも短時間に
確認するには、どうすれば良いか?

※私のハスキーボイスネタも入っています・・・



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!