【ストーリーで学ぶ補聴器 奈良市発】補聴器を着けたとしたら・・・

こんばんは。またまた微妙な時間となりましたね。

本日は、予告どおり、午前中は、PTAのお務めでした。

※残念ながら、『 さくらまつり 』は中止。翌日も雨であることから、順延無しの、中止。(残念)

ただし、設営済みの会場、撤収作業があり、雨の降る中、50人近くの地元の方々と作業を行いました。

あっというまの2時間でしたが、細かい作業から、力仕事まで、普段とは異なるお仕事で、新鮮な気分に。

※地元で知り合いが増えてくること、嬉しいですね。

心残りは、子供達ともども楽しみにしていた、ミニ新幹線試乗コーナー。

運営に協力したかったのですが、楽しみは又来年。

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さて、本日も<ストーリーで学ぶ補聴器シリーズ>お届けします。

知り合いからは、小説家気取りで、余計な描写云々と揶揄されていますが(苦笑)、気にせず、続けます。

※フィクションであり、登場する人物および団体は、架空のものです。

聞こえのテストの結果から、

現状の問題について説明を受けた木村さんのご主人。

比較すべきは、同年代の方の平均聴力ではなく、生活に不自由のない、レベルとの比較であると、

補聴器アドバイザー・健から聞かされる。

続けて、健からの説明。

『 木村さん、次は、言葉の聞き取りについて説明します。』

『 左右共に、20個ずつ、言葉の聞き取りテストを行いました。 正解した数ですが、右は15個 左は、14個。』

『 点数に直せば、1個5点で置き換えられるので、右は75点、左は70点となります。 』

『 どうりで、聞こえにくいはずだわ。』

それまで、ジッと説明を聞いていた、木村さんの奥さんが、おもむろに、口を開いた。

『 75点なら、年相応なのでは?仮に、補聴器着けたら、100点になるんでしょ、健さん?』

ご主人の質問に、健は答える。

『 木村さん、良く聞いて下さいね。仮に補聴器を着けたとしても、残念ながら、90点、100点にできるもの
 では、ないのです。 』

『 え? そうなの? なんで???』

『 先程説明した、音に関しては、聴力が低下したな場合、補聴器で大きくする(=増幅する)量を増やせば、
 聞こえやすくなります。 』

『 ただ、言葉の場合、そうはいきません。』

『 木村さんのテスト結果から説明しますと、

 スという言葉が、ツに聞こえたり、リという言葉が、 イに聞こえる間違いが起きています。

 テストで間違えた言葉は、

 補聴器をつけて聞いていただいても、恐らく、同じような、聞き間違いをされます。 』

『 鼓膜の奥側にある、内耳と呼ばれる部分、聴神経以降の箇所において、

  言葉や音を選り分けて、理解する働きがあるのですが、

 誰しも年齢と共に、言葉を理解する力が段々と弱まってきます。』

『 内耳の主役ともいえる、有毛細胞の働き如何によって言葉の聞き取りが、全く変わってきます。

 つまり、一度弱まった有毛細胞の働きは、元に戻すことができません。 』

『 高機能な補聴器をしても、駄目なのかな? 』とご主人が質問。

『 言葉の聞き取りが低下されている方の場合、静かな部屋の中でも、聞き間違いが多い。

  ましてや、騒々しい場所など、外出した折には、会話に集中できない状況が続きます。

  結果、聞き間違いが、さらに増える状況となります。 』

『 高機能な補聴器の考え方は、騒々しい場所においても、なるべく静かな場所での聞き取りに近い状況をつくること。』

『 静かな部屋でもおきていた、言葉の聞き間違いを直すものではないんです。』

『 ただ、どちらか2者択一で迷うような言葉の場合、音声強調機能がある補聴器だと、比較的,
? ?聞きとりやすくは、なります。』

『 なかなかうまくいかないものですね、補聴器って』

要所要所では、木村さんの奥様も感想を述べます。

『 では、主人の場合、聞き違えがより多かった、70点の左耳のほうに着ければよいのかしら?』

『 奥様が仰られるように、一般的には、 聞こえが不自由な方に、と考えるのが自然なのですが、

  実際は、少し異なります。補聴器の場合、片側にだけに着ける場合には、

  より、効果が大きく感じられる側=つまり、聞き違いがより少なかった側に着けること、お勧めします。』

『 なぜ?本人が困っているほうに、着けないのかしら?』

『 確かに、音を聞く、といった目的であれば、それでもよろしいかと思うのですが、

 皆さんが補聴器をつける目的は、やはり、言葉が聞き取りやすくなるように、ですよね?』

『 そういわれると、確かに、良い側にっていうのも理解できますね。』

『 あと、言えることですが、木村様のように、左右ともに同じような聞こえにくさ、であれば、

 両耳で使用されるのも宜しいかと思います。』

『 片方でも抵抗あるのに、両方だなんて・・・・』

しばらく黙って、説明に聞き入っていたご主人。

両耳なんて、とんでもない・・・

そんな声が聞こえてきそうな、嫌がる表情が、とても印象的なご主人。

両耳、といった概念がでてきたこの場面。

両耳装用の良さも含めて、気になる続きは、次回に。。。

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< 編集後記 >

昼食時、たまたまつけたテレビに、今をときめく、秋元康さんが登場。

わずか20分の番組だったのですが、

学生相手に、進むべき道、考え方について教える講義が、

非常に為になり勉強になりました。 ※目からウロコ。

思わず、秋元さん関連書籍をアマゾンで探し、こちらを即、購入。

経済評論家の勝間和代さんとの対談コーナーなどもあり、本も面白すぎます。

時代を創る男の頭の中を知りたい方は、ご一読を。





テレビのほう、再放送ですが、しばらく毎週土曜昼に続きそうな感じでした。(未確認ですが・・・)

<本日の動画>

耳型採取時に必要な器具とは???



関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!