「 補聴器ご自宅.com 」のブログヘようこそ。
こんにちは。 今日は、少し肌寒い奈良市内です。
本日の補聴器ミニ辞典(レ行)のテーマは、
【 補聴器 レンタル 】 について
レンタルと聞くと、DVD、貸衣装などが思い出されるのではないでしょうか?
これらレンタル品と、補聴器のレンタルとの違い。。。
ズバリ、明確な違いは、
レンタルの後に購入の流れがあるか、否か。
補聴器は管理医療機器に該当し、
お客様の耳の状態に合った製品を供給し、継続的にフォローする必要性があります。
耳の形を取って作らない、既製品(=耳かけ式)の補聴器ならば、内部の調整プログラムを変更(書き換え)
することで、同じ補聴器を、複数の方で順番に使用することは可能です。
ただ、
補聴器の場合は、手元にあるからといって、すぐに使いこなせるものではありません。
つまり、
使いたいときだけ借りて、使い終わったら返却する、といった流れには該当しない商品です。
ここで、以前、聞いたことのあるお話をご紹介します。
年に数回、貸し出しを受けるお客様があったそうです。
10日間程、借りた後、『もう少し考えたい 』と購入に至らず、ご返却。
忘れた頃に、また来店され、再び貸し出し。
結果、前回同様、『 考える 』・・・
この流れを、5回近く繰り返された方があったそうです。
さすがいにお店の方も察しがつき、
『補聴器が必要なイベントがあったのだろう・・・』と。
※このお店は、全てをわかった上で、対応されているとの事。
確かに、こういったお話、世の中にはあるかと思います。
ただ、補聴器業界に携わる人間としては、
廉価な補聴器でも良いので、1日でも早く、ご自身専用の補聴器を持ってほしい、と願います。
※必要な音を耳に届けないと、段々、言葉の聞き間違いが増えてしまいます。結果、いざ、と言うときに、補聴器が役立たない場合も出てくるからです。
少し、横道にそれましたので、軌道修正。
以前と比べると、補聴器の貸出しを行う販売店が増えて参りました。
※最近は、兼業店(メガネ店)でも。
※お客様にとっては、ほんと喜ばしい状況です。
これは、数の多い全国のチェーン店でも、貸出し対応できるよう、各メーカーが協力している結果
だと思います。
※特に、<わずか3,000円でレンタルできる>システムを構築したシーメンスさんは、画期的ですね。
詳細は、こちら。
<貸し出し補聴器と、うまく付き合う3か条>
1、過大な期待をしないこと。
チェックすべきは、これから毎日、
自身で使いこなせるか否か。
2、あくまでも、静かな場所中心の設定である
ことを忘れない。
あくまでも初心者向けの音にセットしています。
初心者向けの音で、全てがクリアーとは、なりません。
※仮免許の方が、許可なく、
単独で高速道路走れないのと同じ
3、貸出しの音が全てと思わない。
補聴器は、良いところ、悪いところ背中合わせから
スタートします。優先順位をつけながら、徐々に
耳と頭で慣らして行く必要性があります。
その他:
貸出しを通じて、販売店の協力姿勢も、しっかり
チェックしてくださいね。
本日は、以上です。
< 編集後記 >
お客様のご自宅に咲いたお花を頂戴しました。
移動するため、ジュース置きに差していたのですが、
ナンとも言えない、香り。
やっぱり、春ですね。。。。
< その他 >
昨日の事務所掃除で、再発見したのがこちらの本。
男女平等推進センターという、公的機関でお勤めの著者が、閑古鳥の鳴いていた講座を、
いかに満席になる仕組みに変えたのか。。。
眼からウロコが連発です。頭の中、ゼロベースで、再読中です。
< 本日の動画 >
嫌がる家族を補聴器店へ連れて行くその2。昨日の動画の続きです。
関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!
コメント