【奈良市発】補聴器ミニ辞典(ユ行)誘導コイル

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こんばんは。
久々、夜の更新です。

昨日、夕方あたりから、少々熱っぽい状態に。

友人と会った、帰り道の20:00頃には、

『 もう、あかん 』モードに・・・

その後、薬を飲んで、グッスリ寝た効果もありすっかり復調モードです。

良い休息、と捕らえ、読書やニュース収集に務めておりました。



届いたばかりのこの本をパラット読み。

この1年で予定されているニュース(イベント、出来事)を手早く把握できる、便利な1冊です。

前回のブログでも登場したマスコミ向けのPRを作製するのに役立つ書物。

愛読書になりそうです。。。

さて、本日の補聴器ミニ辞典(ユ行)は

【 補聴器 誘導コイル 】

名前だけ聞くと、ややこしそう、と思われるかもしれません。(※私も入社したての頃はそうでした。)

まずは、何ができるのか?、から書きますね。


■広い会場の中でも、演者の声が耳元で聞こえるようになります。

※部屋の雑音や、反響音が無いので、明瞭に聞こえます。

☆活用例 :劇場、難聴者の集会場、聾学校の教室、教会

■では、どうやって実現するのか?

誘導コイルは、別名、テレコイルともいいます。


鉄芯にエナメル線を約3000回以上巻いて作製。 ※このエナメル線をコイルと呼びます。

この鉄芯が、『 変化する磁界 』の中にあると、コイルには、磁界の変化に従った電流が発生。

この性質を利用して、声を聞こえるようにしたものが、ループシステムと呼ばれます。

<ループシステム>は、


人の声をマイクで広い、増幅したのち、

電線をループ状に何回か巻いたものに 電流として流すようにしたシステムです。

<通常の拡声システム>は、

マイクで音を拾ったのち、アンプで増幅し、スピーカーから大きな音を出します。

ループシステムは、スピーカーの代わりにループをつないだもので、

音の代わりに、磁界を発生するもの、と考えるとイメージしやすいかと思います。

※音声は変動する磁界に変換されます。

※専門的には、ループにより発生する磁界を 『誘導磁界』と呼んでいます。

※大型なシステムでなくとも、小型の磁界を発生するシステムも存在します。

(自宅でテレビを観るとき用等)

リオネット社のサイトが詳しいです。こちら

電波を利用したワイヤレスシステムと異なり、補聴器側には受信機が不要です。

テレコイル内臓(特に耳かけ式)補聴器であれば、マイクと、テレコイルを切り替えるスイッチがあれば、
使用できます。

※送信側には、ループシステムが必要となります。 劇場、学校での活用には、大型のシステムが必要。

 (家庭用の場合、既出の通り、簡易型でOK)

■注意点

・広い面積で均一的な磁界を得ることが難しく、デットポイントと呼ばれる、磁界が弱くなる
 ところが出来ることがあります。

・建物の鉄筋や鉄骨で磁界が吸収され、弱くなることがあります。

・蛍光灯、電動機(モーター)の近くでは、ブーンと言う電源周波数(雑音磁界)の影響を
 受けることがあります。

・テレコイルの特性上、低音のゲイン(利得)が低下することがあり、聞き取りの面で問題も

・個人用のループシステムは、設置や取り扱いの方法をお客様自身も理解する必要があり。

1対1はもちろん、1対多人数、映画、演劇、テレビなど幅広い分野で活用が
期待される、ループシステムですが、

残念ながら、日本国内においては、まだまだメジャーにはなっていない現状です。

劇場等で、ループシステムの案内等があれば、本日の記事を思い出していただけると幸いです。

※まずは、身の回りから(=ご自宅でのループ設置) での活用等もご検討されてはいかがでしょうか?

本日は、以上です。

< 編集後記 >

WBC、本当に残念でしたね。でも、本場アメリカで、メジャーリーガー10人近く要する
チームとの試合を見せてくれただけでも感動でした。

内川選手の落ち込みぶりが気になりますが、ワンプレイで全てが決まったわけではないと、
個人的には感じてます。

4年後、恐らくメンバーは、ガラッと変わるでしょうが、またまた楽しみにしたいです。

< 本日の動画 >

補聴器のカラー (耳穴式補聴器編)

前回は耳かけ式補聴器でした。
耳穴式の場合は???


関わる全ての人々を、補聴器を通じて、よりハッピーに!